プログラミング中級者の習慣
『どこからどこまでが初心者で中級者なのか?』
初心者にとっては悩ましい問題だと思います。
腕が立つわけではないのですが、プログラミング歴25年現役のエンジニアの独断と偏見で
初心者と中級者で異なる点を洗い出してみました。
ほとんどの人はもう出来ている習慣かもしれないし、していなくてもすぐ実践できるようなことだと思いますが紹介します。
中級者以上の習慣
早速ですが、中級者以上の習慣を5つ挙げました。
- 自分で調べる癖がついている
- 技術をアウトプットする場がある
- 英語に拒否反応を示さない
- 目的と手段をはっきりわける
- 公式サイト・ドキュメントが読める
上から順に重要度が高いです。
この5点について解説します。
1.自分で調べる癖がついている
もう出来ている人も多いと思いますが、これが一番です。
現在は情報過多の時代です。
これを利用しない手はありえません
コンパイルエラーで意味がわからないエラーメッセージがでても、そのままそのメッセージをコピーしてgoogleで検索すれば解決することがほとんどです。
なんなら愚痴みたいに
「JAVA 〇〇しただけなのに、エラーがでる。意味わからん」
って検索しても何かしら答えが返ってくるはずです。
最初はどんなつまらないことでもいいです。
そのまま不満をgoogle先生にぶつけてみましょう!
何かしら手がかりがあります。
2.技術をアウトプットする場がある
覚えた技術をアウトプットする場があると技術を急速に覚えていきます。
アウトプットとは何か?
覚えた技術で
- コードを書く
- アプリを作る
覚えた技術を
- ブログで公開する
- 誰かに教える・話す
などです。
中級者であっても使わない技術は忘れてしまい、自分の技術ではなくなっていきます。
アウトプットする場が多ければ多いほど、上達すると思います。
3.英語に拒否反応を示さない
英語はプログラミングの世界では共通語のようなものです。
なぜならプログラミング言語も英語がベースとなっているのを見れば当然でしょう。
最初作るプログラムも
printf文で”Hello World”
だったりしますから。
日本製の開発言語やツールもありますが、指で数えるほどしかありません。
基本は海外製です。
中国の開発者が作ったとしてもマニュアルが英語で書かれていたりします。
IT技術は
英語こそ正義
とは言わんばかりの状況です。
というわけで、英語で書かれた情報が質も量も圧倒的に上です。
だからといって、
『英語を覚えなさい』
ということではないと思います。
私も英語は得意ではありません。
最近では英語の翻訳機能も上がっており、
google翻訳の精度が滅茶苦茶高いです。
英語の文章が出てきたら
そっとブラウザを閉じるのではなく、
サッとgoogle翻訳をする習慣をつける
ところから始めると質の良い情報がドンドン入ってくると思います。
4.目的と手段をはっきり分ける
例えば目的が
『初心者を卒業するために目覚ましアプリを作る』
だとしましょう。その時の手段として
『目覚ましで音を出すために、〇〇のAPI使いたい!』
と思ったとします。
しかし何日たってもそのAPIがうまく使えません。
そうしているうちに
プログラミング自体を断念してしまう人
が初心者には多いと思います。
これは気合が足りないとかそういうわけではなく
目的があいまいだから
なのだと思います。
目的に立ち返ると
目覚ましアプリを作るのが目的なので
〇〇のAPIを使うことが目的ではないはず。
〇〇のAPIを使う以外に他の方法ではできないか?
と考えられれば、プログラミングを継続できたのかもしれません。
もっと言えば、最終的な目的は
初心者を卒業するため
なので、目覚ましアプリではないものを作っても良いはずです。
手段は代替が効きます。
手段だけになっている中級者も見かけるし、私もついついやってしまいますが、
目的を見失った途端に人は継続を辞めます。
プログラミングだけではなく、
何事にも言えるのかもしれませんけどね!
公式サイト・ドキュメントが読める
公式サイトやドキュメントは難解なものが多いのですが、
その分、
- 正確
- 有用
- 最新
3拍子揃っている情報が載っています。
ある程度の知識がないと読めないものも多いですがその分、読めるようになると、もう誰がどう見ても初級者ではないと思います。
また、先ほどの話にもつながりますが、
公式サイト・ドキュメントは原文は英語で書かれています。
日本語に訳すと意味が伝わりずらいことが多いです。
無理して英語で読む必要はないのですが、わからないところは英語で読んでみるもの手だと思います。
最後に
これらの習慣を身に着けるために
自分で設計したアプリを1個作る
ことをお勧めします。
上記のすべてが必要になってくると思います。